野鳥観察日記 2023/1/22 石神井公園 テレコン投入

野鳥観察日記

野鳥観察日記の見方はこちらを参照してください。

環境

機材

a7R V + SEL200600G + SEL14TC

場所

見かけた鳥さん達

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アオサギアオジウグイスエナガオオバン
オカヨシガモオナガガモカイツブリカルガモカワウ
カワセミキジバトキンクロハジロゴイサギコゲラ
シジュウカラジョウビタキダイサギツグミハシブトガラス
バンヒヨドリホシハジロマガモヨシガモ

感想・写真など

以下投稿の通り、1.4xテレコンバータであるSEL14TCを購入しておりました。

またどこかでこのテレコンの詳細や使用感などをまとめてみますが、この日がSEL14TCを初めて使ってみた日になります。

なお、本記事にアップした写真はすべてDxO PureRAWによる加工を行っており、写真を見てのレンズ性能自体の比較検討には向かない部分がありますので、予めご了承下さい。

ヨシガモ

いつものヨシガモさんを撮影してみました。このヨシガモさんは自らが人間にとっては美しく、人気があることがわかってるかのように、だいたいいつもは近づくことが出来ない池のまんなかくらいを浮かんでいます。この日もそんなポジションにいましたが、テレコンを使うことで普段よりもさらによることができ、解像感の高い写真になったかと思います。発色も良い感じで、コントラストが露骨に低下しているとは感じませんでした。

アオサギ

テレコンを使わなかった以前との比較もしたいため、比較的近距離での撮影ができるアオサギさんを撮影してみました。設定は840mm, SS 1/100, ISO 200, F 9(開放)となります。

アオサギ

等倍で表示するとこんな感じです。解像感は結構高く、羽毛がはっきり分かれて描写できているのではないでしょうか?6100万画素の高画素センサー機でのテレコン使用というかなりの難条件ですが、SEL200600Gはこんな状況でも検討していて良く解像していると思いました。一方で頭頂部の羽毛を見ると紫色のフリンジが出ていることが確認できます。仕組み上そうなることは当然ですが、テレコン無しの際よりもフリンジがより目立っている感じがします。このあたりは現像ソフトでの加工の頑張りどころですね。

アオサギ

更に毛が細かい胴部分はこんな感じです。グレーの部分の毛は流石に解像しきれていないところがありますね。個人的には許容範囲ではありますが、このあたりがこのレンズの解像性能の限界のようです。個人的にはある程度離れた距離から撮影した写真がこれだけ解像していればまぁ満足ではありました。というか、ここで満足しておかないと次は200万円ほど支払ってのSEL600F4GMコースですので、今の経済力では満足せざるを得ないところがあります。

エナガ

遠くにエナガさんが見えたのでこれもパシャリ。逆光という難しい環境でしたが、解像はしているように見えます。ただ、繰り返しになりますがフリンジがかなり激しいです。運良く被写体に近寄ることが出来て場合はともかくとして、大抵の鳥さんは遠くにいるので、今後は現像を結構頑張らないといけないような感じがしています。

カワセミ

カワセミさんも登場です。カワセミさん特有の美しい青色もいつも通りしっかり発色してます。

ジョウビタキ

ジョウビタキさんにも遭遇しました。後から見返すと若干顔がブレてるように見えますが、小鳥の細かい羽毛もはっきり解像しているのがわかりますね、素晴らしいです。前述のエナガさんやジョウビタキさんのような小鳥は結構動き回っていましたが、テレコンをつけた状態でのAF性能はこれらの小鳥を難なく撮影はできる程度の及第点なところでした。ただ、開放F値が暗いことが原因か、普段よりも精度が悪化して迷ったりしていると感じることがありました。いくら解像したとしてもピントが合わなければ意味がないため、難しいシチュエーションではテレコンを外すなどの選択をしたほうが良いかなと感じるところがありました。

ジョウビタキさんの写真を取る頃には時間は16:30といったところでしたが、開放F値9ともなると、こんな時間になるとISOが6400にもなります。日が傾くに連れてあっという間に写真に乗るノイズが増えていきます。F値が厳しくなることは予想しており、そのためテレコンバーター購入に先駆けてDxO PureRAWを以前より導入していましたが、これは予想以上の働きをしてくれたと思っています。本記事の写真を見返しても、解像感を維持したままノイズは消せていて品質の高いものになっているのではないかと思います。等倍での閲覧前提ではノイズに弱い高解像センサーにF値が増えるテレコンバーターの装着という解像感重視でノイズが増えやすい組み合わせでも、PureRAWの活用により狙い通りデメリットをほぼ帳消しにして高い解像感の写真とすることができました。この点においてテレコン導入には非常に満足しています。一方で、若干悪化するAF性能やPureRAWだけでは誤魔化せないフリンジには注意が必要と感じました。使い所を見極めたり、現像に時間をかけるなど、このあたりは工夫のしがいがありそうです。

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