明治神宮は都会ど真ん中なのに鳥に会える!都会のアクセス抜群野鳥スポット紹介

スポット紹介

野鳥に興味があるけど、どこに行けば野鳥と出会えるのかわからない、そんなお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?当ページでは、野鳥に出会えるスポットとしてオススメの「明治神宮」を紹介します!

明治神宮は都会のど真ん中とも言える場所にあり、「本当にこんなところで野鳥に出会えるのだろうか?」と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。実は絶好の野鳥スポットになっています!意外にも多くの野鳥が生息しているのもそうですが、都会ならではのアクセスの良さもおすすめできるポイントになっています。詳細は記事中でご説明しますので、是非一読してみてください!

私は野鳥観察を趣味としており、これまで何度か明治神宮で野鳥を観察するために当スポットに足を運んできました。その経験から、野鳥観察を目的とした際の当スポットの魅力や、野鳥に会えるポイントをお伝えします!

それでは紹介を進めていきましょう!

明治神宮はどんな所?

明治神宮は東京都渋谷区に位置する神社です。明治天皇を祀った神社として有名ですが、約70ヘクタールの広大な面積を誇る敷地内には鳥が好む森や池が存在しており、野鳥が過ごしやすい環境となっています。

明治神宮には、「北池」「南池」という2つの池と、本殿を取り囲む形で広がる広大な森から構成されています。もっぱら明治神宮には本殿の参拝に行かれる方が多いと思いますが、野鳥観察を目的に訪れる場合はこれらのエリアを回ることになります。

とはいえ、やはり歴史的な施設も多く存在しています。本殿はもちろんのこと、「明治神宮ミュージアム」という明治天皇おゆかりの品を収蔵した施設もあり、野鳥観察以外(というか本来はそちらがメインになるとは思いますが)にも見どころのあるスポットとなっています!

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明治神宮の情報

インターネット上の情報

公式サイト

情報サイト

明治神宮
渋谷区代々木鎮座。大正9年11月1日創建。明治天皇、昭憲皇太后を祀る。他に神宮外苑、明治記念館のご紹介等。

公式SNS

なし

動画

「明治神宮 公式チャンネル Meiji Jingu Official Channel」が公開している、明治神宮についての現地映像付きでの解説を行っている動画を紹介します。

スポットへのアクセス

この項目に記載の情報は記事執筆時点での情報です。更新から時間が経っている場合は以下の公式サイトの情報を確認してください。

アクセス・駐車場|葛西臨海公園|公園へ行こう!

所在地

東京都渋谷区代々木神園町1−1に位置します

23区内に存在し、徒歩で通える範囲に駅も存在するため、気軽に立ち寄ることが可能です。

交通アクセス

電車

都心に存在することもあり最寄り駅が多数存在し、大変アクセスが良好です。

都営大江戸線代々木駅、JR代々木駅から徒歩6分。

北参道駅から徒歩6分。

JR原宿駅、明治神宮前駅から徒歩1分。

参宮橋駅から徒歩3分

駐車場情報

明治神宮には駐車場が用意されていますが、混雑により入苑出来ない場合があるため、公共交通機関の利用がおすすめされています。

野鳥観察でのおすすめスポット

明治神宮には様々な魅力ある施設が存在しますが、ここでは野鳥観察を行う上でオススメのスポットについて解説していきます!

なお、神宮内全体を解説したマップについては公式が提供するマップがありますので、以下リンクからそちらを参照してください。

公式マップ

明治神宮内全域の森

遊歩道が見える森

明治神宮には前述の通り本殿を取り囲む形で森が形成されており、この森ではどこでも様々な野鳥に出会える可能性があります。ヒタキ類も見られますし、猛禽類がやってくることもあります。

大変アバウトなスポットになりますが、この箇所だと出会いやすいというのは基本的に無いので、森全域については目や耳を使いひたすらお目当ての鳥さんを探し回ることになります。

しかし、逆にこの箇所では出会いにくいというのは明確にあります。それは本殿への参道付近の森です。有数の観光地である明治神宮本殿には多数の観光客の方がやってきます。その多くは参道を通るため、この付近は人の量が物凄く多く、人を怖がった鳥が姿を消す、雑踏の音で鳥の声が聞こえにくくなる、人が多い中で立ち止まってゆっくり野鳥を探しにくい、といった問題が生じます。できれば参道からは離れた人気の少ない森を探すと良いでしょう。

北池

北池は名前の通り、明治神宮の北側に存在する池です。ここではカモ類を始めとする水鳥や水辺を好む鳥が生息しています。運が良ければカワセミやオシドリ(冬にやってきます)に出会うことが可能です。

明治神宮御苑

明治神宮御苑は有料のエリアになり、2023/8/2時点で入苑には500円の御苑維持協力金が必要です。基本的にその他の箇所の森と生息する鳥自体は大きく変わらないのですが、有料ということもあり、その他の箇所と比べて人が少なめです。そのため、人の気配が薄いこともあり、鳥が現れやすいスポットになります。

南池

南池は明治神宮御苑内に存在する池です。前述した通り、このスポットは有料となります。やはりここにしかいない特有の鳥というのは居ないのですが、同じく水場である北池と比較して有料のため人が少なく、鳥が現れやすいです。

オススメの機材

明治神宮の多くを占める森は背の高い木が多く、野鳥の観察を行うには遠くをある程度大きく拡大できる光学機器が推奨されます。特にそういった環境を好む小鳥を探す場合は、双眼鏡であれば8倍程度、カメラレンズであれば400mm程度は必要と考えられます。池でくつろいでいる水鳥を眺めたい、程度であればもっと短くても大丈夫です。

もしカメラを利用される場合は、高感度に強い機材を持ち込むことをおすすめします。明治神宮の森は薄暗いスポットがほとんどです。ISO3200程度まで上げても困らない程度の機材であれば安心して撮影ができるでしょう。

その他カメラについては初心者にオススメのものを以下で紹介しています。この中で紹介したカメラで、前述の条件に近しい性能のものであれば明治神宮での撮影を楽しむことができるでしょう。

なお、以下に示した公式サイトの情報の通り、2023/8/2時点で明治神宮の境内では三脚の利用は禁止されています野鳥観察を行う際は必ず施設のルールを守り、三脚は利用しないようにしましょう。

■ 境内でのお願い|最新情報|明治神宮
■境内でのお願い|最新情報|渋谷区代々木鎮座。大正9年11月1日創建。明治天皇、昭憲皇太后を祀る。他に神宮外苑、明治記念館のご紹介等。

生息する野鳥の紹介

明治神宮では主に以下のような野鳥が見られます。

ウグイスエナガカイツブリカワセミキビタキ
コゲラシジュウカラスズメハシブトガラスハシボソガラス
ヒヨドリメジロヤマガラ

アオジエナガオオタカオシドリカワセミ
キジバトキセキレイコゲラシジュウカラシメ
ジョウビタキシロハラスズメツグミノスリ
ヒヨドリマガモムクドリメジロヤマガラ
ルリビタキ

その中でも特によく見られる代表的な野鳥を何種類か紹介します!

なお、見かけた野鳥の判別についてはスマホアプリ「Google レンズ」を使うと快適です。過去にこのアプリについてまとめた記事をアップしていますので、こちらもオススメです!

ヤマガラ

木の実を咥えるヤマガラ

ヤマガラは、黒い頭と喉、そして山吹色の腹部という色彩が特徴的な鳥です。全長は約14cmで、シジュウカラやコガラよりも大きく、存在感があります。鳴き声は「ビィービィービィー」「ニーニーニー」と響き、繁殖期には「ツツピン、ツツピン、ツツピン」など多彩な声でさえずります。シジュウカラと似ていますが、ヤマガラのほうが若干スローペースな鳴き方をします。

都内で安定してヤマガラを見られるスポットはあまり多くないのですが、明治神宮ではヤマガラは年を通して観察ができます。ヤマガラは木の実を食べるのが大好きです。特に秋頃以降になると頭上から「コンコン」と実を突く音が聞こえることがあります。その方向を探すと一生懸命に実を叩き中身を取り出そうとするヤマガラの可愛らしい姿が見られるかもしれません。

ルリビタキ

枝に留まるルリビタキ

ルリビタキは、その名前が示す通り、美しい青色の羽を持つ鳥で、全長は約14.5cmです。オスは全身が青色で、特に頭部から上面にかけての羽が鮮やかです。一方、メスは尾だけが青色で、その他の部分は緑褐色の羽で覆われています。また、オスの2年未満の若鳥はメスの成鳥に比べて翼が青みがかり、体側面や尾羽の色味が強いことが特徴です。

冬場になるとこの綺麗な青い鳥が明治神宮にもやってきます。「ヒッ、ヒッ」といった澄んだ声や、「グエッ、グエッ」とカエルのような声が特徴です。そのような声がもし聞こえたら、ルリビタキに会えるチャンスです!

ノスリ

枝に留まるノスリ

ノスリは、全長は約52~57cm、翼開長は120~140cmと、カラスよりも大きく、体形はずんぐりとしています。その体色はトビよりも薄く、短い丸尾が特徴の猛禽類です。飛翔時には、翼の下面と腹の下部に黒っぽく見える部分があります。

冬場になると、明治神宮の上空でカラスと争っている様子がよく見られます。森の中での野鳥探しに疲れたら、空を見上げてみてください。もしかしたら今その瞬間に上空でノスリとカラスのバトルが繰り広げられている可能性があります。

まとめ

野鳥観察好きの立場から、野鳥観察に興味のある方向けに明治神宮ついての情報をまとめてみました。このスポットには広く豊かな森が広がっており、それを好む野鳥との出会いを楽しむことが出来ます。ぜひこの地で少しでも多くの方が野鳥観察の楽しさを知ることができればとても嬉しいです。

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