カメラをラクに取り回そう!Ulanzi カメラホルスターの紹介

4.5

当サイトではコンテンツの一部にアフィリエイト広告を利用しています。

当サイトではコンテンツの一部にアフィリエイト広告を利用しています。

撮影機材

カメラを持ち運ぶ方法として最もメジャーなのはストラップだと思います。カメラを購入すると同梱品としてストラップが提供されることも多いですよね。大抵の場合ストラップでも問題はないのですが、

長く使っていると首が疲れてしまうのが辛い

カメラがぶらぶらしてしまうのが嫌だなぁ

といった不満も発生してきてしまうこともあります。私の場合、カメラを二台同時に取り扱おうとしましたがストラップでこれを実現するのはストラップ同時が干渉してしまうため難しく、限界を感じてしまいました。

もっと気軽にカメラを持ち運ぶ方法は無いか…実はあります!

そんなお悩みを抱えている方に向けて、本記事では筆者が実際に購入して大変良いものだと感じた「Ulanzi カメラホルスター」を紹介します!写真撮影がより楽しくなるとっておきのアイテムです!

Ulanzi カメラホルスターの概要

Ulanzi カメラホルスター(正式名称は「Ulanzi Falcam F38 Quick Release Backpack Strap Clip」と呼ぶそうですが、長いので割愛して呼称しています)は、カメラをバックパックのストラップやズボンのベルト等に取り付けるためのクイックリリースシステムです。いわゆる雲台に使われるクイックシューを体に身につけられるような製品となっていて、普段はカメラを保持しつつ、撮影を行いたいと思ったときに簡単かつ迅速にカメラを取り出すことが出来るアイテムとなっています。使用後に元に戻すのも容易で、すぐに手ぶらの状態に戻れます。

この製品の主な特徴は以下の通りとなっています。

  1. 安定性と堅牢性:三点によるネジ止め固定とロック式のスイッチにより、F38は非常に安定してカメラを保持することが出来ます。これにより、ランニング、ハイキング、オフロードなどの激しい活動でも優れた安定性が維持されます。
  2. 肩への負荷軽減:首や肩に掛けるストラップと比較し、腰など他の部位でカメラを保持することができるため、肩への負荷が軽減され、撮影がより楽になります。
  3. 最大15kgまでのクイックリリース:F38クイックリリースシステムは小さくても、強力で信頼性のある荷重能力を持っています。
    • 補足:F38とはFalcam社の提供するクイックリリースプレートの規格です。本製品もこのF38に対応しており、同じくF38に対応している雲台などの別の製品との互換があります。この場合、プレートを交換せずに機材をシームレスに利用できるので便利です。
  4. さまざまなバックパックに対応:バックパックの肩ストラップの幅が58mm以下、最大クリップ肩ストラップの厚さが10mmまでのものに対応しています。
  5. CNC加工:高精度のCNC加工により、表面はサンドブラスト加工と陽極酸化処理が施され、耐久性と高い構造強度を持っています。
  6. 軽量アルミニウム合金:耐久性のある軽量アルミニウム合金は、より軽くてコンパクトです。

ちなみに、このような種類の製品には呼び名が色々あり、カメラホルスター以外にも「カメラホルダーや」、後述する先行している製品の製品名から「キャプチャー」などと呼ばれることがあります。本記事ではカメラホルスターという呼称で統一します。

Peak Design Captureとの比較

恐らくある程度カメラに詳しい方であれば「Pead DesignのCaptureに似ている」と感じられたと思います。Captureも同様のコンセプトの商品で、バッグのストラップやベルトにカメラを取り付け、瞬時にカメラを構えられることを特徴としたアイテムです。この2つの製品にどのような際があるのか、見てみましょう

比較表

Webページからわかる2つの製品の情報についてまとめてみました。

特徴Ulanzi カメラホルスターPeak Design Capture
価格(2023/6/14時点 Amazon調べ)5,299円15,000円
材質アルミニウム合金アルミニウム合金
重さ116.7 g84g
サイズ85 x 46 x 22mm83 x 40 × 20mm
耐荷重15kg90kg
取り付け可能なストラップの最大幅58mm63.5mm
取り付け可能なストラップの最大厚10mm22.35mm
プレートの互換性F38互換(アルカスイス互換あり)アルカスイス互換
その他の特徴・三点ネジ止め固定による安定性
・取り外しボタンのロック機能
・カメラの即時アクセス
・多機能なアダプター

両製品ともに、カメラをバックパックに安全に取り付けることができ、クイックリリース機能により簡単に取り外すことが可能です。しかし、「Peak Design Capture」はより高い耐荷重を持ち、取り付けの自由度が若干高く、さらに多機能なアダプターを提供しています。例えば、カメラではなくレンズを持ち運ぶアダプターが提供されていたりします。一方、「Ulanzi カメラホルスター」は「Capture」の約1/3ほどの低価格で、三点ネジ止め固定による安定性や取り外しボタンのロックによる安全性が特徴です。

どちらを選ぶかは、予算、使用環境、必要な機能によります。たとえば、重いプロのカメラ/レンズの組み合わせを使用する場合や、さまざまなアクセサリーとの互換性が必要な場合は、「Capture」が適しています。一方、予算が限られている場合や、それほどの性能を求めない場合は「Ulanzi カメラホルスター」が良い選択となるでしょう。

その他、スペックシートに無い違いとして、実際に触ってわかった部分もあります。「Capture」は以下の動画の通り片手で取り外す事が可能です。

一方で、「Ulanzi カメラホルスター」は後述しますが、カメラを取り外す際にプッシュするボタンがかなり奥まった箇所にあり、同様にして片手で取り外すことはほぼ不可能です。これにより、「Capture」の方がよりカメラを取り扱いやすい製品であると判断できそうです。

私の選択

この記事が「Ulanzi カメラホルスター」についての記事ですので、もちろん私は「Ulanzi カメラホルスター」を購入しています。決め手はやはり価格です。こういった「値段」がウリの製品を購入するのはいわゆる安物買いの銭失いにならないか心配になるところなのですが、実はこの製品を購入する少し前に同社の三脚を購入しており、その品質の高さを実感していました。(Ulanzi カメラホルスター購入報告と前後してしまっているのは単に記事にしたタイミングの差です)。

この体験から、Ulanziの製品は安かろう悪かろうではなく、コスパの高い製品だろうという信頼があったため、こちらを選択することにしました。その他、私の用途がサブカメラの運用であり、軽量なカメラの運用が目的だったため、「Cpature」ほどの過剰な耐荷重は不要と判断できたのもあります。

製品に触れてみた感想

Advertisements

写真レビュー

実際に写真を交えて製品について見ていきましょう!

Ulanzi カメラホルスターの箱

「Ulanzi カメラホルスター」は上記のような白い箱に入った状態で届きました。

Ulanzi カメラホルスターの箱の中

箱を開けるとクッションとクオリティチェックが通ったことを示す合格証が入っていました。クッションはだいぶしっかりしているので、運送が適当でも本体の安全性は担保されてそうですね。普段持ち運ぶ際のケースとして引き続き利用できそうです。

Ulanzi カメラホルスター

こちらが「Ulanzi カメラホルスター」です!結構分厚いですよね。手に持った感じもズッシリする感じがあり、金属の重みと存在感を感じます。三箇所から固定できるように配置された、手回しできるように出っ張りが加えられたネジの存在が特徴的です。このネジは中央に六角穴も空いているので、工具を使って手回しより強く締めることも可能です。

Ulanzi カメラホルスターの100円玉と比較した厚さ

100円玉と厚みを比較してみました。ちょうど100円玉の直径と同程度の厚みがあるように見えます。厚さからも分かる通り、非常にしっかりとした作りとなっており、手に持っているだけでもその頑丈さが伝わってきます。

Ulanzi カメラホルスターの100円玉と比較した横幅

100円玉と幅を比較してみました。100円玉2.5枚分程度の幅があるように見えます。本体はそこまで大きくないですが、真上から見ると手回しネジの部分のせいでだいぶ大きく見えてしまいます。

F38クイックリリースプレート表面

カメラ側に取り付けるクイックリリースプレートの表面です。クッションがついており、強く締め付けてもカメラに傷がつかないような配慮がなされています。このあたりは一般的なプレートと同等な感じがしており、なにか不足していると感じるところはありませんでした。

F38クイックリリースプレート裏面

カメラ側に取り付けるクイックリリースプレートの裏面です。ネジはよくあるコインやマイナスドライバーで締めるタイプですね。できればノブがついていて手締めできるタイプの方が良かったのですが、ここの締め方が緩いとカメラホルスターからカメラが落下する残念なことになってしまうため、道具を使って強く締めざるを得ないこの形式でも良いのかなと思うようになりました。

Ulanzi カメラホルスターの本体

「Ulanzi カメラホルスター」からクイックリリースプレートを取り外してみました。かっこいい「隼」のロゴと、中央にはネジ穴が見えます。奥側に見える銀色のネジのようなパーツがストッパーとなってカメラが落下しないように抑えている作りとなっているようです。

分解したUlanzi カメラホルスターの本体

ネジを取り外し、分解してみました。このように、プレート部分と本体が分離するため、この間にベルトなどを通し、挟み込んだ上でネジ止めをして固定する、という方法で取り付けを行います。

PeakDesign Pro Padに装着したUlanzi カメラホルスターの本体

実際に取り付けを行うとこんな感じです。私は併せてPeakDesignのPRO PADを購入しているため、これに取り付けています。PRO PADの詳細についてはまた後でまとめますが、あったら便利、無くても大丈夫、程度な感じです。

ロックを解除したUlanzi カメラホルスター

取り外しボタン周りの紹介です。中央に見える鍵マーク下の部分が取り外しボタンになります。これを押しながらカメラを引っ張ることで取り外すことが出来ます。見て分かる通り、ネジがボタン周辺の空間を専有していて、大変操作しにくいです。ネジの角度を調整することで多少マシにはなりますが、指の大きい人だと操作に大変苦労するかもしれません。ここはM5のネジと互換があるそうなので、必要に応じて交換するとより使いやすくできそうです。

ロックしたUlanzi カメラホルスター

ここの取り外しボタンは引っ張りながらノブが鍵マークの方を向くように回転させることでロックすることが出来ます。ロック中はボタンを押し込むことが出来ないので、誤って取り外しボタンを押し込んでしまいカメラが落下してしまう事故を防ぐことが出来ます。ロック解除も同様にボタンを引っ張る操作が必要になるため、意図せずロックが解除されてしまうこともほぼ無いでしょう。おそらく取り外しボタンがここまで操作しにくい配置になっているのも誤操作防止の一環なのでしょうが、きちんとしたロック機能が備わってるのでそこまでしなくても…という思わなくもないです。

実際に使ってみて

製品を眺めるのはこのくらいにして、実際に使ってみた感想をまとめてみようと思います。

カメラホルスターを腰ベルトに装備してa7R III(657g)と28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD A071(575g)の併せて約1.2kg程度のカメラを装着するとこんな感じです。腰にぶら下げておくにはなかなか大柄なシステムですが、きちんと安定しており、不安を感じることは無いです。この程度の重量ではびくともしない安定感がありました。公称15kgもの耐荷重があるかどうかはなんとも言えないところですが、昨今の軽量なミラーレスカメラに200mm程度のレンズという数kg程度の重さであれば問題なく運用できそうです。

カメラとホルスターの接合部はこんな感じになっています。かなりガッチリ接合されており、ガタツキは一切ありません。揺らしても音がなったりすることも一切ないです。そのため、歩いたり手を触れたりして多少揺れた程度で不安を覚えることは全くありません。

フィールドに持ち出して利用してみました!野鳥観察を行う時に巨大な望遠レンズ付きカメラを使うことになるのですが、これと同時に風景撮影を行うサブカメラを持ち運ぶために利用してみました。冒頭にも書きましたが、こういった二台運用をストラップで実現するのは厳しいものがあります。野鳥とは違う被写体を見かけた際にカバンから取り出すのも面倒ですよね。

フィールドでは概ね4時間ほどかけて1万歩以上歩きます。その間何度もカメラの付け外しを行います。そのような状況でも緩みが発生しないか?想定通りの運用はできるか?その他運用上の問題が出ないか?等を意識しながら数回ほど試してみました。

実際にフィールドで運用した感想としては、想定通りメインとサブの2つのカメラを快適に取り扱うことができ、最高でした!普段はメインカメラを構えて野鳥を撮影しつつ、綺麗な風景など、望遠以外で撮影したいと思ったその時にすぐサブカメラに切り替える運用が実現できました。これまでこういう理想の運用ができなくて、せっかく購入した広角レンズがあまり日の目を浴びられなかったのですが、今後は積極的に運用していくことが出来そうで嬉しいです。

体の方もストラップ運用と比較して負荷が首周りに集中せず、とても楽になった感覚があります。ストラップで無理やり二台運用すると、差釣り終了後の肩こりが酷いことになってしまうんですよね。その他、カメラがブラブラしないのも良いポイントでした。安くはないカメラが空中で動き回っているのを見るのはあまり気持ちが良いものではないですし、どこかにぶつけてしまわないかと心配になり神経を使います。一方で、どこかにぶつけないように手で抑えると、結局ハンズフリーになれない悩みもありました。この辺りの問題がカメラホルスターにより一挙に解消されました!

実際に撮影してみた風景写真。
これまで諦めてきた心が動いたその瞬間の景色を撮れるのは嬉しいです。

ただ、取り外しボタンが操作しにくい問題があるのと、また後述しますが取り外す際に注意しなければならないことがあり、サブカメラを使いたいと思った瞬間にすぐ取り外して使える、というほどのスピーディさはありませんでした。構えたいと思ってから実際に構えるまで、早くとも5秒ほどのラグはあるかなーという感じでした。ロックをしていると更に追加で10秒くらい掛かりました。とはいえ私の用途ではその数秒の間が致命的になるような事は無いので、これについては大きな不満はなかったです。

私の野鳥観察は長いと4時間ほど行うのですが、その間何度も取り付け・取り外しを行ったり、フィールドを1万歩ほど歩き回ったりしましたが、丁寧に運用している限りは緩んでしまう事はありませんでした。

PRO PADの必要性

私はPRO PADも利用してカメラホルスターを運用していました。こちらの感想ですが、これはあると便利だが、必須ではないと感じました。以下にPRO PADを使ってよかったと感じたところをまとめます。

カメラを固定する際の向きを変えられる

このカメラホルスターはサイズが規定の範囲であればベルト等に直接装着することも可能です。ただ、この場合カメラホルスターを横向きに取り付けることになるため、カメラを横からホルスターにセットすることになります。人によって好みはあると思いますが、私は上からセットするほうが使いやすいと感じており、PRO PADを買っておいて助かったと思っています。

ベルトに傷をつけない

カメラホルスターは固定したい箇所に対してネジで強力に挟み込んで装着する仕組みとなっています。そのため、ベルトを圧迫することになり、その箇所に傷がついてしまう恐れがあります。PRO PADを利用する場合、ホルスターはPRO PADに装着し、ベルトはPRO PADに通すだけなのでこういった心配がありません。ベルトに傷がついてしまうのが嫌だという方にはPRO PADの導入をおすすめします。

ベルトへの装着が簡単になる

ホルスターを予めPRO PADに装着しておく事で、PRO PADにベルトを通すだけでホルスターを装備できます。特に普段着のベルトに装着しているなどで付け外しを頻繁に行う場合、これが結構面倒なんですよね。装着が雑だと脱落事故にもつながるため、神経を使ってしまいます。

ただし、PRO PADの利用動画を見ると、ベルトとホルスターは密着させる必要があるようで、基本的には一度外したら最初から装着をやり直して欲しいと言う意図を感じるところがありました。おそらく適切に装着することで歩行した際にカメラがブラブラしてしまうのを防ぎ安定感を増すことができるようです。とはいえ、実際はあまりこういった使い方は推奨されないかもしれませんが、こんなずぼらな使い方でも必要十分な安定さは確保できており、困ったことがありませんでした。

注意点

良い製品だとは思うのですが、実際に使ってみて初めて分かる注意点がいくつかありましたので、ここに列挙します。

クイックリリースプレートのネジが緩む

当製品を利用する上でかなり重要な情報になっています。最悪機材が脱落してしまい、破損の恐れがある重大な注意点になりますので、この部分は購入・及び利用される前に一読されることをおすすめします。

カメラを取り出す際に、向きによってはクイックリリースプレートのネジが緩む方向に力がかかってしまうことがあります。以下の図をご覧ください。

この図はグレーの部分がカメラ、黒い部分がカメラホルスター、白い部分がプレートとカメラをつなぐネジ部分を示しています。左側のカメラ部分から飛び出している箇所をグリップとしています。通常、特に考えずにこういった器具からカメラを取り外す時、グリップのみを手に持ち上に引き上げるようにすることが多いと思います。しかし、この時にカメラホルスターのガイドとプレートが引っかかると、カメラホルスターとカメラを繋いでいる、プレートとカメラ間のネジを回転させる力が働いてしまうことになります。高校物理で取り扱う力のモーメントのような状況となってしまっているわけです。この力がかなり強いため、向きによってはしっかり締めたはずのネジが緩んでしまう事になります。

これは例で挙げたようにグリップだけを掴んで引き上げるなど、カメラの片側だけに力をかけガイドに引っかけると発生する問題ですので、できるだけカメラの両端を保持し、全体をまっすぐ引き上げるようにするよう注意することで回避することが出来ます。コツとしては、グリップを握りつつ、反対側にも手を添え、親指でホルスターを押し下げるようにするとまっすぐ引き上げることができ、スムーズかつ安全に取り外すことが出来ます。気をつけて運用するようにしましょう!気をつけて運用するようにしましょう!

インターネット上のレビュー等でこの箇所に緩みが生じるという声をいくつか見かけましたが、恐らく原因はこれだと思われます。私はこの事に気付き、以降気をつけて運用している限りは勝手に緩むことは全くありませんでした。

なお、カメラホルスターを装着する向きを変えて、緩む方向ではなく閉まる方向に力がかかるようにすることでも緩んでしまう問題は回避できますが、装着の自由度が減ってしまったり、締まる方向に力をかけることになり、締まりすぎて外しにくくなったりカメラに傷がつくといった別の問題もある事から、個人的にはオススメはしないです。

私も試していない他の対応方法ですが、F38に対応したクイックリリースプレートの中には、プレートの回転を防止するツメを備えた製品も存在します。これを使うことでプレートの回転を防止し、緩みを防ぐことが出来そうですが、カメラ本体に爪を引っ掛けて回転を防止する仕組み上、カメラに傷がついてしまいそうという懸念があります。

この問題は比較対象としていたPeak DesignのCaptureだとどうなのか気になるところです。気をつければ対応可能とはいえ、気を抜くと不意に脱落してしまう可能性があるというのは安心して利用ができないので大きなマイナスポイントと言えるでしょう。仕組み上Captureでも発生しそうな気がするのですが、もしこのような事が無いということであれば、三倍の価格を払ってCaptureを選択するのもアリだと思ってしまいます。

カメラを不意にぶつけてしまわないよう注意

特にベルトに装着するなどで、体の横幅よりでっぱる箇所にカメラを保持している際には特に注意が必要なポイントです。こうした場合に普段と同じような意識で歩いていると不注意で機材をぶつけてしまう可能性がありますのでご注意ください。特に、人とすれ違ったりするときには注意が必要です。普段よりも大きく空間を取って歩くようにしてください。

ベルトに付ける場合は普段よりもきつく締める

当たり前の話ではあるのですが、ベルトに重みを掛けると当然ズボンごとずり落ちてくることになります。ズボンが下がって格好悪いことになる程度であればまだ良いですが、最悪ズボンごと機材が地面に落下してしまう可能性もなくもないです。できるだけ骨盤に引っ掛けるようなイメージで、高い位置でキツめにベルトを締め、ずり落ちないようにしましょう。

まとめ

本記事ではUlanzi カメラホルスターを購入し、試してみました!

ここまで触ってみた感想をまとめてみましょう。

良かった所

軽量なミラーレスカメラを取り扱うには十分な剛性がある

撮影したい時にサッとカメラを取り出せる

ストラップ比でカメラがブラブラしないので安心

ストラップ比で負荷を腰などに分散できるので体が楽

カメラの二台同時運用が実現できる

ロック機能付きで安心して運用できる

競合製品より安く十分な性能を提供している。コスパが良い

F38対応製品を利用している場合、シームレスに機材の付け替えが可能

気になる所

気をつけて取り扱わないと機材が脱落してしまう可能性がある

取り外しボタンの操作がしずらく、思い立った瞬間にカメラを取り出すのが難しい

総評

4.5

気になるところはあり完璧な製品とは言えないのですが、コスパを考えると非常にオススメの製品かと思います!安かろう悪かろうではなく、安い割にしっかりとした良い製品です。ただ、その気になるところというのが安心して利用するには致命的とも思える問題でしたので、その分だけ減点させていただきました。とはいえ、同様のコンセプトを実現している競合製品の半分以下の価格で、必要十分なパフォーマンスを発揮してくれている点は評価に値します。特に、私が実現したかった望遠レンズ付きのカメラと広角レンズ付きのカメラの同時運用は恐らくこの製品無しでは実現し得なかったと思います。同様の悩みを抱えている方は導入を検討する価値があるかと思います!

なお、カメラ機材はインフレや円安の煽りを受け、値上げラッシュが続いています。特に本製品は海外の製品ですので、円安の影響を受けやすいです。そのためいつ値上げを行ってもおかしくない状況ですので、もし気になりましたらお早めの購入をオススメします。

Advertisements

コメント

タイトルとURLをコピーしました