私が今現在野鳥観察に利用している機材、及び、過去に利用していた機材を紹介します。
現在利用している機材
カメラボディ
a7R V (ILCE-7RM5)
発表直後に予約し、2022年11月25日から利用しています。
a7R Vは、高解像性能と高速・高精度なオートフォーカスを兼ね備えたフルサイズミラーレスカメラです。約6100万画素の有効画素数と、AIプロセッシングユニットにより強化されたAFを活用することで、野鳥の羽や目の細部まで鮮明に捉えることができます。Sonyの最近の機種ではお馴染みとなったリアルタイムトラッキング機能により、動き回る野鳥も簡単に捉えることが可能となっています。後述のa7R III比較で手ぶれ補正が強化されていたり、4K/60pの動画撮影ができるのも嬉しいポイントです。
現在、このカメラを主にメインで利用して野鳥撮影を行っています。
a7R III (ILCE-7RM3)
2020年8月10日に中古品を購入し、それから利用し続けています。
a7R IIIは、高画素を意識したフルサイズミラーレスカメラです。約4240万画素の有効画素数を誇る高画素センサーにより、野鳥の羽毛をはっきりと解像させることができる機種でした。ダイナミックレンジも広く、鳥の美しい色彩をそのまま取り込むことができるカメラだったと感じています。
この記事を執筆している時点では既に型落ちの機種となっており、野鳥撮影を目的として選択する場合はより良い選択肢がありそうですが、止まっているものをゆっくり撮影するのであれば今でもコストパフォーマンスに優れた選択だと思います。
購入直後は野鳥撮影に用いていましたが、a7R Vを購入した現在もサブカメラとして主に自然風景を撮るなどで活躍しています。2022年11月25日以前の写真はこれを用いて撮影された写真が多いです。
カメラレンズ
SEL200600G
2021年5月頭から利用しています。カメラを触り始めた直後はこんな重たいレンズを使うことは当分できないだろうと思っていましたが、今となっては平気でこのようなレンズを手持ちで振り回すようになってしまいました。
600mmまでの焦点距離をカバーしているレンズですので、野鳥を大きく撮影することが可能になります。ただ焦点距離が長いだけでなく、解像感も高く、野鳥の姿を高い画質で残すことが出来ます。焦点距離の長いレンズは大抵高価ですが、このレンズは20万円台で手に入れることが可能で、非常にお買い得です。1.4x, 2xテレコンも用いることが可能で、私の場合後述するSEL14TC(1.4xテレコン)と合わせて利用しています。
このレンズは既に一年以上利用していますが、やはり撮れる写真は非常に鮮明で大変満足しています。いくつか不満自体はあり、例えばフォーカスがもっと早いと良いなーと思うところもあります。とはいえ執筆時点ではこれを超えるレンズとなると途端に三桁万円の出費となってしまうので、そういったコストも考慮するとやはりこのレンズが今の自分自身にはベストな選択だなーと感じているところです。
SEL14TC
2023年1月21日に導入し、SEL200600Gと合わせて利用しています。
まだ使い始めて日が浅く評価中というところなのですが、今のところはきちんと特性を理解して扱う分にはより解像した写真が撮れていると感じていて、満足しています。
SEL70350G
2020年2月頭から利用しています。
実焦点距離で350mmまでをカバーするASP-C向けの高倍率ズームレンズです。10万円程度と比較的安いレンズですが、軽くてAFが早く写りも良いと、非常に快適なレンズでした。野鳥撮影においては焦点距離が短いことが使っていて気になってしまうところですが、一応これくらいでも記録写真以上の野鳥撮影には用いることが出来ました。ただ、今思うと被写体との距離が影響する所が大きく、運が相当良くないと満足する写真は撮れなかったなーと思う所はあります。
以前a6400とセットで利用しておりましたが、フルサイズへの移行に伴い、現在はあまり利用していません。「軽い望遠レンズ」という特徴があるため、荷物を軽くしたい時などに用いることがたまにあります。
Tamron 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD Model A071
2020年11月中頃くらいから利用しています。
28mmという風景から、ギリギリ野鳥撮影に用いることが出来なくもない200mmまでと、取りたいものを何でも撮ることができる程度の焦点距離をカバーする高倍率ズームレンズです。主に旅用のレンズとして利用しています。比較的サイズは大きめですが、高倍率の割に軽量で映りも比較的よく、重宝しています。
実際のところ、これを野鳥撮影に用いることができるのか?というと正直微妙な点で、野鳥を撮りたいから選ぶレンズではないとは思います。とはいえ、旅先で見かけた鳥の種類がある程度分かるくらいの記録写真を撮影することはできます。旅など被写体がはっきりしておらず、荷物の量も減らしたい場合にはおすすめのレンズです。
その他アクセサリーなど
Ulanzi カメラホルスター
野鳥撮影と並行して風景などのその他の被写体を撮影するためのサブカメラを運用するために、Ulanziのカメラホルスターを利用しています。この機材についてはレビューをしていますのでぜひご覧ください。
過去に利用していた機材
カメラボディ
a6400 (ILCE-6400)
私が初めて購入したカメラです。10万円ほどで購入できる手頃なカメラながら当時としてはAF機能が特に強力で、0.02秒で完了する高速かつ高精度のAFを実現していたり、リアルタイムトラッキングのような動体追尾機能も備えています。こうしたカメラの機能に助けられ、比較的難易度の高い野鳥撮影を楽しむことが出来ました。フルサイズと比較して何かと見劣りしているとみられるAPS-Cカメラですが、実はこのカメラは画素密度で比較するとフルサイズの高画素機に迫るスペックをしており、遠くの野鳥をはっきり解像させたいような用途ではかなり大活躍します。センサーが小さい分小型軽量で持ち運びやすいのも嬉しいポイントでした。
現在はa7R V購入の資金を確保するために売却しており、所有していません。
カメラレンズ
SEL55210
a6400とセットで購入したキットレンズです。解像するレンズではないですが、無難に映りAFも使える程度の速度はありました。軽量なのも嬉しいところです。野鳥撮影に利用するには焦点距離がせめてもう一声欲しく、映りも改善したいという欲が生じたところがあり、SEL70350Gに乗り換え、これは売却しています。
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