カーボントラベル三脚「Ulanzi ZERO F38」を購入しました!

撮影機材

カメラホルスターに引き続き、またしても機材の購入報告になりますが、野鳥撮影から風景まで、全般の用途で活用する予定でカーボントラベル三脚の「Ulanzi ZEROF38」を購入しました!

軽くて頑丈な三脚が安く欲しい

これまではVelbonの「ウルトラルックスアイL」という三脚を利用していました。

Velbon(ベルボン) 中型アルミ製三脚 ウルトラルックスアイL - ハクバ写真産業
デジタル一眼レフの使用を想定した1ランク太いウルトラロック式三脚。

軽くて安定していて良い三脚だったのですが、推奨積載質量が2kgしか無く、SEL200600Gが装着されたカメラを載せるとレンズ分の重量だけでこれをオーバーしてしまいます。あくまで推奨ではあるし、実際の所特に問題を感じなかったので、そのまま使っていましたが、最近重量のあるビデオ雲台も利用するようになりました。これによって更に重量が増えてしまったため、流石に不安を覚えるようになりました。

そんなこともあり、なにかいい感じの三脚が欲しいなーとAmazonを巡っていると、Ulanziが販売している「Ulanzi ZERO F38」の存在を知りました。カーボンを採用していて軽量かつ頑丈に仕上げられていて耐荷重が18kgもある(これは正直眉唾だと思っていますが…)スペックシート上は優れた三脚でした。それだけでなく、センターポールの形状を工夫したり、独自の特殊形状の雲台を採用することで、大変コンパクトに収まっておりトラベル三脚の名に恥じない持ち運びやすさを実現しているようです。それでいて値段もそこまで高くなく、セール中は36000円程度で購入できると来ました。

基本的に三脚は「軽い」「頑丈」「安い」のうち同時に2つしか満たせないと考えています。「軽くて」「頑丈」な三脚は高価になりがちです。「軽くて」「安い」のであればだいたい剛性が足りておらず脆弱です。にも関わらず「Ulanzi ZERO F38」はこの3つを全て同時に満たしているように見えます。

前述の通り若干怪しいとは思いつつも、Youtube等の各所のレビューの評判がなかなか良さそうだったため、購入してしまいました。

ちなみに、この三脚の別のエディションとして6000円ほど安い「Ulanzi ZERO Y」というのも販売していますが、本製品とは以下の二点の違いがあるそうです

  • 雲台がF38システムと互換がない
    • F38はUlanzi社の販売するいくつかの製品が対応しています。先日購入したカメラホルスターのクイックリリースプレートも互換があり、「Ulanzi ZERO F38」であればプレートを交換せず取り付けられます
  • 任意の雲台を装着可能なセンターポールが付属しない

特に2つ目の理由が個人的には大きく、手持ちのビデオ雲台を取り付けたいなーと考えているため、「Y」ではなく「F38」を購入しました。

お試ししてみて

普段は手持ちや一脚での撮影が多い都合、まだ出番が無いため、実戦の場では利用していないのですが、安心して使えるものなのか自宅で一通り試してみました。

また詳細なレビューは実際の活用を済ませてから別途行う予定ですが、以下が軽く触ってみた感想です。

サイズ感は想像通りで、重さも大変軽量です。畳んだ状態でかなり細くなるため、持ち運びがしやすそうです。特に、カバン横にバックル付きのベルトで固定する場合には収まりがよく捗りそうです。ただ、長さは脚が180度反転するタイプのものと比べると長めにはなるため、細さよりも短いことが収納的に大事なところではそちらを選択することになりそうです。

展開すると高さは十分でアイレベルにきちんと届きます。センターポールを伸ばすと更に高くなり、157cmにもなりますが、ポールを引き出す際に強い引っかかりを感じスムーズではありませんでした。ここは少し残念です。脚の方は非常にスムーズに展開できたため、拍子抜けしてしまいました。

剛性も問題がなさそうです。「SEL200600G(2115g) + a7R V(約723g) + ビデオ雲台(900g)」と合計3.7kgほどの機材を取り付けても問題なく安定します。脚がたわむとか、操作するたびに揺れてしまう、揺れが収まらない、といったことはありませんでした。公式が謳う18kgの耐荷重は流石に信じられないですが、5kg程度なら耐えられそうな感じがします。

備え付けの雲台も試してみました。一般的なボール雲台のような自由度に、パン方向の自由度が追加されたような機構となっています。このパンの自由度がなかなか便利で、構図を安定して変えたり、流し撮りの撮影にも使えそうです。プレートのロックもしっかりしており、ガタツキがあるとか、間違って外れてしまいそう、ということはなさそうでした。ただ、一つだけ事故があり、雲台中央に穴が空いているのですが、そこにプレート付属のネジがハマってしまい、プレートを外せなくなってしまうことがありました。落ち着いて構造をよく見て、ネジの位置を変えることで外せるようになりましたがなかなか焦りました。この雲台自体はどの程度の剛性があるのか気になったので、SEL200600G + a7R Vを取り付けてみた所、特に問題なく利用することが出来ました。ただし、センターポールがかなり細いので、ポールを伸ばして利用するのはなかなか不安に感じました。

総合的には、この価格帯にしては非常に出来の良い製品だと思いました。これだけ頑丈でかつ軽ければ、野鳥撮影にも風景撮影にもマルチに活躍してくれそうです。しかもその割には安めの価格で消費者としては嬉しい限りです。とはいえ、まだ屋内でお試しした程度ですので、機会を得られ次第、また詳細なレビューを記載していこうと思います!

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