水元公園は都内随一の鳥の楽園!野鳥観察スポットの紹介

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スポット紹介

野鳥に興味があるけど、どこに行けば野鳥と出会えるのかわからない、そんなお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?当ページでは、野鳥に出会えるスポットとしてオススメの「東京都立水元公園」(以降は水元公園と記述します)を紹介します!

私は野鳥観察を趣味としており、これまで何度か水元公園で野鳥を観察するために当スポットに足を運んできました。その経験から、野鳥観察を目的とした際の当スポットの魅力や、野鳥に会えるポイントをお伝えします!

それでは紹介を進めていきましょう!

水元公園はどんな所?

水元公園は、東京都葛飾区に位置する都立公園です。その広さは、東京ドーム約20個分にも及び、東京23区内で最も広い公園として知られています。この公園にはたくさんの野鳥が生息していることが知られており、特に「水元かわせみの里」ではカワセミの観察が楽しめることで有名なスポットとなっています。

水元公園は小合溜という河川に隣り合う形で広大な森が広がる公園となっており、多様な自然を持ちます。そのため、これらを目当てに水辺の好きな水鳥や、森での暮らしが好きな小鳥など、とても多くの野鳥が水元公園にやってきます

水元公園に存在する自然はそれだけでも見ごたえがあります。例えば生きている化石として知られるメタセコイアが約1,500本も自生しており、その美しい景観は圧巻です。春になればソメイヨシノをはじめとする桜も楽しむことが出来ます。

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水元公園の情報

インターネット上の情報

公式サイト

葛西臨海公園|公園へ行こう!
水元かわせみの里水辺のふれあいルーム
東京都立水元公園内にある、葛飾区水元かわせみの里 水辺のふれあいルームのブログです。

SNS

公式Twitter

@ParksMizumoto

水元かわせみの里公式Twitter

@kawaseminosato

スポットへのアクセス

この項目に記載の情報は記事執筆時点での情報です。更新から時間が経っている場合は以下の公式サイトの情報を確認してください。

アクセス・駐車場|葛西臨海公園|公園へ行こう!

水元公園は東京都江戸川区臨海町6-2-1に位置しています。公園は常時開放されており、入園料は無料です(一部有料施設あり)。

所在地

東京都葛飾区水元公園3−2に位置します

23区内に存在し、電車やバスを利用してアクセスすることが出来ます。

交通アクセス

電車

JR常磐線・東京メトロ千代田線「金町」駅から徒歩20分

バス

JR常磐線・東京メトロ千代田線「金町」駅から京成バス(戸ヶ崎操車場「金61」または西水元三丁目行き「金62」)に乗り、「水元そよかぜ園」で下車し、徒歩14分

目的地が「水元かわせみの里」の場合、「大場川」で下車し、徒歩5分のルートがオススメです

駐車場情報

公園には有料駐車場が1つあり、24時間利用可能です。駐車場の利用料金は交通系電子マネー及びICクレジットでの精算が可能です。ただし、二千円札以上の高額紙幣は利用できないため、ご注意ください。

水元公園駐車場
  • 住所: 東京都葛飾区水元公園3-1
  • 電話番号: 03-3608-5194
  • 料金: 普通車は1時間まで200円、以後30分毎に100円。入庫後12時間最大料金は800円。最大料金は繰り返し適用されます。
  • 台数: 311台(うち身障者用8台)

水元公園第1駐車場

水元公園第2駐車場

水元公園第3駐車場

野鳥観察でのおすすめスポット

水元公園には様々な魅力あるスポットがありますが、ここでは野鳥観察を行う上でオススメのスポットについて解説していきます!

なお、園内全体を解説したマップについては公式が提供するマップがありますので、以下リンクからそちらを参照してください。

公式マップ

中央広場周辺の森

中央広場の周辺の苗園から記念広場周辺までにかけてのエリアには多種多様な木々や地形からなる広大な森が広がっています。このスポットでは森での生活を好む小鳥と出会いやすいです。一例として冬場になるとカラ類の混群が餌を求めて集団で移動する様子が観察できます。

特に、バードサンクチュアリ周辺には深い森が広がっており、ここではヒタキ類などの珍しい渡り鳥を見るチャンスがあります。

大変広く、そのすべてを回るのは大変ですが、その価値はあります!脚に自信があれば、このスポットを一周しながら探鳥に励むとウォーキングも兼ねつつ珍しい野鳥と出会えるかもしれません。

バードサンクチュアリ

バードサンクチュアリは木々と水辺で構成されており、その周辺を取り囲む形でいくつかの観察窓が設置されています。このスポットではサギやウの仲間のような中型の水鳥が主に見られます。時々猛禽類を見かけることもあります。

観察窓はその名前の通り、観察用に整備されたスポットになっていますので、初心者の方が水鳥を見つけるには最適の場所でしょう。

比較的小型の鳥も見られますが、観察窓からは距離があるため、それなりの機材がなければここで小鳥を観察することは難しいです。特に、小鳥の撮影を目的としてこのスポットを訪れる場合は、焦点距離の長いレンズを用意することがオススメです。そういった機材を持っていない場合は周囲の森を散策したほうがチャンスは多いです。

水辺ゾーン

小合溜のほとりに位置する水辺ゾーンにはヨシが生い茂っています。このスポットではこのようなヨシが茂る環境を好む小鳥や、クイナ類の野鳥を観察することができます。

季節によってはヨシがかなり多くなるため、ここで野鳥を見つけることは難しい事もありますが、粘り強く探してみましょう。

水元かわせみの里

水元かわせみの里はその名前の通りカワセミをはじめとする水辺の生き物の保全をテーマとした施設です。この施設周辺の水辺にはよく見かける水鳥の他に、施設名にもなっているカワセミが飛来することがあります

カワセミは水中が見やすい水辺に突き出した枝などの棒状の足場に留まる事を好みます。カワセミを探す際そのような環境が無いか、あたりをよく調べてみましょう!

記念広場 ~ 水元大橋周辺の小合溜

記念広場から水元大橋周辺にかけての小合溜には大変多くの水鳥、特にカモ類の野鳥が浮かんでいる様子を観察できます!

渡り鳥の居ない夏の時期こそあまり見所がないエリアでもあるのですが、冬場になると数百羽ほどのカモで河川が埋め尽くされる、圧巻の光景を楽しめます。特に何種類かの冬鳥のカモが見られるので、じっくり観察してみて違いを見てみるのも面白いですね。もしかしたら、いわゆる迷鳥と言われる日本には生息していないカモが混ざっていることに気がつけるかもしれません。

オススメの機材

水元公園は野鳥と人間の距離が比較的遠い環境です。バードサンクチュアリの観察窓からの距離もそうですが、その周辺の森も木々に高さがあるため、こうした環境で観察を行う場合は双眼鏡であれば10倍程度、カメラレンズであれば400mm程度は欲しくなります。以前に350mmのレンズで野鳥撮影を行っていたのですが、証拠写真くらいは取れるのですが満足出来る写真を撮影するのは大変難しかったです。

また、もしカメラを利用される場合で森の中での探鳥を計画している場合、ある程度高感度に強い機材を持ち込むことをオススメします。水元公園の森は薄暗い場所が多いです。ISO3200程度まで上げても困らない程度の機材が欲しくなります。

その他カメラについては初心者にオススメのものを以下で紹介しています。この中で紹介したカメラであれば水元公園での撮影もある程度楽しむことができるでしょう。

園内には三脚禁止の場所は無く、スペースも広めの場所が多いため、三脚を使うことで腰を据えてじっくり野鳥観察を行うことが出来ます。ただし、野鳥を狙える場所というのは限られているため、長時間の専有は避け、譲り合いの精神で利用しましょう。

その他、水元公園は自然豊富なスポットであり、野鳥以外にも美しい風景や綺麗な花、興味深い虫などに出会うこともあります。そのため撮影を行っていると野鳥用の望遠レンズ以外のカメラも同時に扱いたいと思うことも多々あります。そのような場合には「カメラホルスター」の導入がおすすめです。Ulanziのカメラホルスターについて以下でレビューしていますので、気になりましたらご一読お願いします。

生息する野鳥の紹介

水元公園では季節に応じて以下のような野鳥が主に見られます。

アオサギオオタカオオバンオオヨシキリオナガ
カルガモカワウカワセミカワラバトキジバト
キビタキコアジサシコゲラコサギサンコウチョウ
シジュウカラスズメダイサギツツドリツバメ
ハクセキレイハシブトガラスハシボソガラスヒヨドリムクドリ

アオサギアオジアカゲラアカハラウグイス
エナガオオジュリンオオタカオオバンオナガ
カイツブリカルガモカワウカワセミカワラバト
カワラヒワカンムリカイツブリキクイタダキキジバトキンクロハジロ
クイナコガモコゲラコサギシジュウカラ
シメジョウビタキシロハラスズメセグロセキレイ
ダイサギタシギタヒバリツグミハクセキレイ
ハシブトガラスハシボソガラスバンヒクイナヒドリガモ
ヒヨドリホシハジロマガモムクドリメジロ
モズヤマガラユリカモメヨシガモルリビタキ

その中でも特によく見られる代表的な野鳥を何種類か紹介します!

なお、見かけた野鳥の判別についてはスマホアプリ「Google レンズ」を使うと快適です。過去にこのアプリについてまとめた記事をアップしていますので、こちらもオススメです!

カワセミ

カワセミ

カワセミは全長17cmで、体に対して長いくちばしを持つ魚取りに優れた鳥です。日本全国で見られ、巣は土崖に横穴を掘って作ります。主に淡水域の水辺で餌をとりますが、海岸で餌を探すこともあります。鮮やかな羽色と翡翠のような体色から「飛ぶ宝石」とも称され、その美しさは古代から注目されてきました。

水元公園では通年見ることができる野鳥の一種です。夏よりは冬のほうが姿を見かけることが多いです。水元公園にはここまで何度か触れてきたように「水元かわせみの里」というカワセミの名前を冠する施設があるくらいカワセミの保全に力を入れており、園内で繁殖が確認されることもあるそうです。園内の水辺付近を歩いていると、自転車のブレーキ音のような、「チー」という澄んだ高い声を聞くことがありますが、これがカワセミの鳴き声です。この声を頼りにカワセミを探してみましょう!

キビタキ

キビタキ

キビタキは全長13.5cmの鳥で、オスはオレンジと黒からなるカラフルな色彩を持ち、一方でメスは地味な暗緑色です。写真の個体はメスになります。キビタキは木の穴や建物の隙間に巣を作り、繁殖期にはオスが日の出とともに美しい「さえずり」を歌い上げ、なわばりを宣言します。その美しい体色と声で、夏鳥の中でも特に目立つ存在です。

4 ~ 5月の初夏と10~11月頃の初秋になると水元公園にやってきます。主に中央広場周辺の森で観察されることが多いです。姿を見つけることができるかはまた別の問題で、小さく、素早く、背中が暗い色で、目で観察することはなかなか難しいです。野鳥観察に慣れてきたらぜひ見つけてみたい種類の鳥になります。観察の難しい鳥を見つけられた瞬間の喜びはひとしおです。

水元公園での野鳥観察の記録

その他の観察記録は以下を閲覧してください。随時更新しています。

まとめ

野鳥観察好きの立場から、野鳥観察に興味のある方向けに水元公園についての情報をまとめてみました。この公園では広大な森と野鳥の過ごしやすい河川があり、多様な野鳥と出会うことが出来ます。ぜひこの地で少しでも多くの方が野鳥観察の楽しさを知ることができればとても嬉しいです。

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