コスパ最強CFexpress Type Aカードを探そう!2024年8月時点のおすすめカードをまとめて紹介!

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撮影機材

SonyからCFexpress Type Aカードを利用するカメラが発売されて数年が経過しました。相変わらずSonyのカメラ以外で利用されているところは見ず、Sonyカメラ専用メディアという立ち位置のメディアですが、登場から時間が経ったこと、利用するカメラがa7SIII, a1, a7RV, a7IVなどと増えてきたことから、CFexpress Type Aカード選びで悩む方も増えているのではと思います。SDカードと比べると段違いに高価なCFexpress Type Aカードは、ただでさえ高いカメラ機材のための予算を圧迫してしまいます。できるだけ用途にあっていて性能の高いものを安く手に入れたいものですよね。そこで、本記事では現在販売されている主要なCFexpress Type Aカードの情報を収集し、まとめてみました!

30品目に及ぶ製品の価格情報や性能、保証情報まで諸々のスペックをまとめ、特にオススメな製品についてピックアップして詳細を紹介しています。この記事を参照して、賢くCFExpressTypeAカードを選定しましょう!

カメラで利用する場合のCFexpress Type Aカードの選び方

本題に入る前に、CFexpress Type Aカードを選ぶ上で重要な要素をいくつか説明します。

最大書き込み速度

カメラは撮影した写真を保存する際にストレージに書き込みを行います。これを最大でどの程度の速さで行えるかが「最大書き込み速度」になります。これが速ければが速いほど、写真の保存がより速く終わるようになるため、連写がより持続しやすくなります。CFexpress Type Aカードは従来のSDカードと比較して書き込み速度が大きく向上しており、これまでは連写時間に制限があることが当たり前でしたが、最適なCFexpress Type Aカードを選定することで、バッテリーとストレージ容量の限り連写し続けることができるようになりました。

基本的に高価な分SDカードより高速な性能であることが当たり前のCFexpress Type Aカードですが、グレードによって比較的速度の遅いカード、速いカードがあります。遅いカードの場合でも概ね必要十分な性能は満たしているため大抵の用途において問題にはならないと思いますが、特にa1やa9 IIIのような超高速の連写機能を持つカメラの場合は意識して速いものを選ぶとよいでしょう。

持続書き込み速度

前述の最大書き込み速度は「最大」とあるようにそのストレージが出すことのできる最大の書き込み速度を言います。たしかにこれが速ければ速いほどデータを保存する時間が短縮されます。しかし、この「最大」の速度をどの程度維持できるのか?という事も意識してカードを選定する必要があります。書き込み時に発生する熱などの影響で、最大書き込み速度を常に維持できるカードはほぼ存在せず、長時間の連写や動画撮影を行うにつれて徐々に書き込み速度が落ちてしまいます。これが最低限必要な速度を割り込んでしまうと、動画の撮影が上手くいかなかったり、連写が止まってしまいます。特に動画撮影については数分~数十分以上連続で撮影することも珍しくないため、動画での利用について特に重要になってきます。

持続書き込み速度は最大書き込み速度と異なり、CFexpress Type Aカードでも性能の劣るもの・優れたものの差がはっきり出ます。特にa1を購入して長時間の連写を行う、8k60Pの動画撮影を利用する場合はこの性能を意識して見ておくようにしましょう。

VPG

VPGは「Video Performance Guarantee」の略で、動画の書き込みに必要な持続書き込み速度が満たせていることを示す指標です。CFexpress Type Aカードでよく見かけるものとしてVPG200, VPG400というものがあり、VPG200は持続書き込み速度が200MB/s以上であること、VPG400が持続書き込み速度が400MB/s以上であることを示します。前述の「持続書き込み速度」と被る項目にはなりますが、特に動画の撮影においてどの程度の水準の性能を持っているのか気になった際はこちらを見るとよりわかりやすいでしょう。

なお、大半のCFexpress Type AカードはVPG200となっており、一部の高性能カードのみがVPG400となっています。おおよその用途においてVPG200で充分ですので、200MB/s(1600Mbps)以上の速度の書き込みを行いそうな場合にはVPG400のカードを選んでみると良いでしょう。

最大読み込み速度

写真撮影時にはあまり重要にはならない点ですが、昨今のカメラの撮影ごとのデータ量は大変膨大で、読み取りに時間のかかるカードは写真の取り込みに時間がかかってしまいます。もちろん撮影時には書き込みこそ行うものの読み込みはせいぜい写真のプレビューを行う程度しか行われないので、読み込み速度が劣っていても撮影時になにか困ることは殆どありません。一秒でも速く写真の取り込みを終わらせたいという方はこの最大読み込み速度が高いものを選択すると良いでしょう。

記録方式

CFexpress Type Aカードのような半導体にデータを保存するデバイスには、どのように記録を行うかの方式としてSLCやMLCと呼ばれる技術があります。これはデータをセルと呼ばれる区分けの中にどのように保存するか?という所に関わる技術で、SLCは一つのセルに一つのデータを、MLCは一つのセルに2つ以上のデータを保存します。このセルあたりに保存するデータ量が多いほどより安価で大容量のカードにすることができますが、耐久性や性能が劣るようになります。従って、MLCよりもSLCの方が耐久性や性能で勝りますが、コストが高いとされています。その他、pSLCと呼ばれる方式もあります。仕組みは厳密にはSLCとは異なりますが、SLCと同じく耐久性に優れた方式になります。大切な写真を保存するカードには何よりも信頼性を大事にしたい、万が一にも写真が消えてしまったり、保存できなかったようなエラーは避けたい、という場合にはこの記録方式がSLCやpSLCとなっているカードを選択しましょう。

オススメカードの紹介

以下にテーブル形式で各種製品の情報をまとめ、特にオススメのカードについて文章で特徴を紹介しています。

なお、価格については2024/7/9 ~ 2024/7/17頃のAmazonでの情報を表記しております。最新の価格が気になる場合は添付のリンクからAmazonや楽天での商品情報をご確認ください。特にこの種類の製品は時折セールを実施しているため、頃合いによっては想定より安く購入できる可能性があるため、気になったものがあれば確認しておくことをおすすめします。

シリーズ容量(GB)価格(円)Amazonリンク楽天リンクGBあたり単価(円/GB)公称最大読み取り速度(MB/s)公称最大書き込み速度(MB/s)公称持続書き込み速度(MB/s)VPG保証(年)記録方式補足
PERGEAR Prime100073,999Amazon楽天73.999880900800VPG2005不明(おそらくTLC)持続読み取り速度が700MB/sであることを主張
PERGEAR Prime52047,999Amazon楽天92.30576923880900400VPG2005不明(おそらくTLC)
PERGEAR Prime32024,900Amazon楽天77.8125880900400VPG2005不明(おそらくTLC)
PERGEAR Prime26024,300Amazon楽天93.46153846880900400VPG2005TLC
PERGEAR Prime16014,900Amazon楽天93.125880900400VPG2005不明(おそらくTLC)
PERGEAR Prime8011,420Amazonx142.75800800600VPG2005不明(おそらくTLC)
PERGEAR Standard51225,700Amazonx50.1953125800780380不明(VPG200相当?)5不明(おそらくTLC)
PERGEAR Standard25613,599Amazon楽天53.12109375780780380不明(VPG200相当?)5不明(おそらくTLC)
SONY CEA-M2000176,580Amazon楽天88.29800700200VPG2005TLC
SONY CEA-M960103,973Amazon楽天108.3052083800700200VPG2005TLC
Nextorage NX-A1SE96192099,800Amazon楽天51.97916667950950300VPG2005TLC
Nextorage NX-A1SE9696064,990Amazon楽天67.69791667950950700VPG2005TLC
Nextorage NX-A1SE9648025,800Amazon楽天53.75950950400VPG2005TLC
Nextorage NX-A1PRO64079,800Amazon楽天124.6875950950850VPG4005pSLC
Nextorage NX-A1PRO32049,800Amazon楽天155.625950950850VPG4005pSLC
Nextorage NX-A1PRO16029,800Amazon楽天186.25950950850VPG4005pSLC
Nextorage NX-A1PRO8016,900Amazon楽天211.25950950850VPG4005pSLC
Nextorage NX-A1PRO4011,900Amazon楽天297.5950600550VPG4005pSLC
Lexar SILVER32029,900Amazon楽天93.4375800700200VPG20010pSLC
Lexar SILVER16019,800Amazon楽天123.75800700200VPG20010pSLC
ProGrade Digital GOLD48056,100Amazon楽天116.875900800600VPG2003TLC
ProGrade Digital GOLD24039,600Amazon楽天165900800600VPG2003TLC
ProGrade Digital COBALT16027,990Amazon楽天174.9375800700400VPG4003pSLC
ProGrade Digital IRIDIUM96099,000Amazonx103.125180017001450VPG2003TLCCFexpress 4.0対応
ProGrade Digital IRIDIUM48064,400Amazonx134.166666718001700800VPG2003TLCCFexpress 4.0対応

安心安全で高速大容量!Nextorage NX-A1SE96シリーズ

容量(GB)価格(円)Amazonリンク楽天リンクGBあたり単価(円/GB)公称最大読み取り速度(MB/s)公称最大書き込み速度(MB/s)公称持続書き込み速度(MB/s)VPG保証(年)記録方式
192099,800Amazon楽天51.97916667950950300VPG2005TLC
96064,990Amazon楽天67.69791667950950700VPG2005TLC
48025,800Amazon楽天53.75950950400VPG2005TLC

Nextorage社の「NX-A1SE96」シリーズのカードはNextorage社の販売する2種のカードのうち、動画向けとして位置付けられた大容量を特徴とするものになります。最大で1920GBもの大容量を誇るこのカードはまさに長時間の写真や動画の撮影にぴったりです!大容量向けならその他の性能には妥協があるのではないか?と思うかもですが、そんなことはなく、読み込み速度書き込み速度共に充分な速さを達成しています。特に960GBのカードは持続書き込み速度も一級品の性能をしています!ここまで至れり尽くせりだと値段もかなりしそうですが、そんな印象とは逆にGBあたり単価は最安クラスで、非常にコスパが高いです!Nextorageが日本企業であったり、記録方式の細かいところまでスペックが公表されていたりといった透明性の高さなども安心できて良いところです。

a1のようなハイエンドカメラを利用していない限りは、まずこのカードから選んでみると後悔のない選択ができそうです!

安価で最高の性能!?PERGEAR Primeシリーズ

容量(GB)価格(円)Amazonリンク楽天リンクGBあたり単価(円/GB)公称最大読み取り速度(MB/s)公称最大書き込み速度(MB/s)公称持続書き込み速度(MB/s)VPG保証(年)記録方式補足
100073,999Amazon楽天73.999880900800VPG2005不明(おそらくTLC)持続読み取り速度が700であることを主張
52047,999Amazon楽天92.30576923880900400VPG2005不明(おそらくTLC)
32024,900Amazon楽天77.8125880900400VPG2005不明(おそらくTLC)
26024,300Amazon楽天93.46153846880900400VPG2005TLC
16014,900Amazon楽天93.125880900400VPG2005不明(おそらくTLC)
8011,420Amazonx142.75800800600VPG2005不明(おそらくTLC)

PERGEARの「Prime」シリーズはコスパに優れたシリーズです。全体的に安めではありますが、520GB以下の製品は「Nextorage NX-A1SE96」で良いのではないか?と思えるスペックになっています。特筆すべきは1TB(1000GB)のモデルです。公称されている書き込み・読み込み速度が非常に高速で、今回紹介しているカードの中でもトップクラスの性能を誇りますが、競合になりえるSONY純正カードやNextorage NX-A1PROシリーズよりも値段が非常に安いです!カードのメーカーとしてはそこまで歴史が深く無かったり、記録方式が明示されていなかったりとで若干心配なところはありますが、とにかく最高性能のものをできるだけ安く購入したい!という方にはオススメです!

この1TBモデルについては私も購入していて、実測した性能等を以下の記事でまとめています。概ね公称されている通りの性能を発揮できていて、数ヶ月以上継続利用した限りでは満足できる製品となっていました。一方で、この手の製品には当たり外れもあるので、その点には十分注意し、安い製品には裏があると半分疑いながら選んでみるとよいでしょう。

最安クラスのお手頃カード!PERGEAR Standardシリーズ

容量(GB)価格(円)Amazonリンク楽天リンクGBあたり単価(円/GB)公称最大読み取り速度(MB/s)公称最大書き込み速度(MB/s)公称持続書き込み速度(MB/s)VPG保証(年)記録方式
51225,700Amazonx50.1953125800780380不明(VPG200相当?)5不明(おそらくTLC)
25613,599Amazon楽天53.12109375780780380不明(VPG200相当?)5不明(おそらくTLC)

PERGEARの「Standard」シリーズは前述の「Prime」シリーズと同じくPERGEARから販売されているシリーズです。大まかな性能は「Prime」シリーズと比較して少し劣りますが、その分お値段が更に安くなっており、今回まとめている製品の中でもっともGBあたり単価が安くなっています。

もちろん性能が劣るとは言っても十分な性能は備えているようなので、大抵の要件にはこの程度の製品でも十分でしょう。まだ登場して日も浅い製品であることから、信頼性の面では未知数なところが大きいですが、少しでも安いものを選びたい!という場合には選択の余地がある製品です。

最高性能なのに高くない!Nextorage NX-A1PROシリーズ

容量(GB)価格(円)Amazonリンク楽天リンクGBあたり単価(円/GB)公称最大読み取り速度(MB/s)公称最大書き込み速度(MB/s)公称持続書き込み速度(MB/s)VPG保証(年)記録方式
64079,800Amazon楽天124.6875950950850VPG4005pSLC
32049,800Amazon楽天155.625950950850VPG4005pSLC
16029,800Amazon楽天186.25950950850VPG4005pSLC
8016,900Amazon楽天211.25950950850VPG4005pSLC
4011,900Amazon楽天297.5950600550VPG4005pSLC

ここまで紹介してきたカードはどちらかというと安さ第一で性能は二の次といった物が多かったですが、Nextorageの「NX-A1PRO」はそれらとはコンセプトが異なり、少しお高めにはなりますが最高の性能を狙ったものになります。読み書きの速度はどれも最高水準で、特に今回まとめている製品の中では唯一VPG400を取得しており、最も動画の用途においての適性があるものと言っても過言ではないです。記録方式も他の製品がコスパ重視でTLCを採用している中で、本製品は性能と耐久性に優れたpSLCを採用しています。

性能面は言う事無しでやはりネックなのは価格になってきますが、Sony純正のカードであるCEA-Gシリーズは640GBで161,700円となり、GBあたり単価は252円にもなります(2024/7/20時点)。一方で「NX-A1PRO」の640GBの製品は79,800円となり、単価はその半額以下の124円になります。その上性能もカタログ上はこちらのほうが優れています。カタログに乗ってこない耐久性などの優れた部分もあるでしょうが、それでも一見高い様に見えるこの製品が実はコスパに優れていることが伝わったのではないでしょうか?

a1やa9iiiのようなハイエンド製品を十全に使いこなしたい、そのために性能に妥協したくない、という方にはオススメできる製品でしょう!

未来の規格でNo1のロマン性能!?ProGrade Digital IRIDIUMシリーズ

容量(GB)価格(円)Amazonリンク楽天リンクGBあたり単価(円/GB)公称最大読み取り速度(MB/s)公称最大書き込み速度(MB/s)公称持続書き込み速度(MB/s)VPG保証(年)記録方式補足
96099,000Amazonx103.125180017001450VPG2003TLCCFexpress 4.0対応
48064,400Amazonx134.166666718001700800VPG2003TLCCFexpress 4.0対応

公称されている性能を見ると他製品と文字通り桁違いの性能を誇るのがProGrade Digitalの「IRIDIUM」シリーズのカードです。あまりに圧倒的な性能のため、これがあれば他の製品はいらないのでは?と思ってしまいますが、残念ながらこの性能の表記にはカラクリがあります。この製品はここでまとめている製品の中で唯一CFexpress 4.0という最新の規格に対応した製品となっていて、この性能というのもCFexpress 4.0に対応した機器で利用した場合のものになります。しかし残念ながら現行のカメラにCFexpress 4.0に対応したものは存在しないため、このスペックを撮影の現場でフルに活かすことはできません。とはいえ、CFexpress 2.0で利用した場合も十分に高速で動作するとのことで、この場合は最大読み込み速度は900MB/s、最大書き込み速度は800MB/s、持続書き込み速度は600MB/sと十分な速度で動作するそうです。他社のカードと比べてこの制限された性能でもそこまでコスパが悪いわけではないため、特にPROGRADE社に信頼のある場合には選択肢に入りえそうです。

今のところこのカードのフルの性能を発揮できるのはCFexpress 4.0に対応したカードリーダーを利用した場合に限られそうです。その場合には圧倒的な速度で写真の取り込みができます。爆速で写真整理を終えて時短したい、あるいは将来CFexpress 4.0対応カメラの導入に備えておきたい、そんな方にはおすすめのカードとなり得るでしょう!

まとめ

本記事ではCFexpress Type Aカードの情報をまとめて紹介してみました。CFexpress Type Aカードが登場した直後は公式の高価な選択肢しか無かったですが、それから時間も経ち、これだけ多くの製品が登場してくれたことをSonyユーザーとしては嬉しく思います。特にここ1,2年で安い選択肢も増えてきてくれたことはカメラ本体とレンズで予算を使い果たしてしまいお財布が心もとない私としてはありがたいことです。特に「Nextorage NX-A1SE96」シリーズはコスパに優れていて、私も次にカードを購入するのであればこれにしようと考えています。前から気になっている製品ではありましたが、自分で調べて比較することで、この製品の素晴らしさを確信することが出来ました。本記事がCFexpress Type Aカード選びで悩んでいる読者の選択の助力となり、充実したカメラライフに繋がることを祈っています。

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